株式会社KPIソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役:石田 徹郎)は、SNS等のインターネット上の投稿画像に暗号を埋め込み、ペイメントと連携することで投稿画像が報酬を生み出す仕組みに関する特許(特許番号:特許第6889892号)を取得いたしました。
■取得した特許について
特願 :特願2021-503610
特許権者:株式会社KPIソリューションズ
■Post Graphic Monetization特許技術の概要
今回、特許を取得した仕組みは「Post Graphic Monetization(ポスト・グラフィック・マネタイゼーション・以下、PGMという)」といい、SNS等インターネット上の投稿画像に視認できない状態で暗号化処理を施す技術(Post Graphic Encryption)を含み、投稿画像内の暗号キーを連携させてペイメントに活用する、投稿画像によるマネタイズを行うフローのことをいいます。
投稿画像にダイレクトに暗号化処理を行い、オフラインのリアル店舗ではPGMを行った画像をスマートフォンのアプリケーションでスキャンすることで、「誰が投稿した画像か」というオリジナル投稿者識別による投稿者への販売報酬の支払い実現や、投稿画像のみによる付随するクーポンやチケットの情報取得、さらには投稿画像によるチケットレス化が実現可能となります。
また、ECサイト等のオンラインにおいても、同様にオリジナル投稿者の特定およびマネタイズを実現します。
さらに、これらの技術はスマートフォンアプリケーションで導入が完結するため、すべてのオフライン店舗(リアル店舗)およびオンライン店舗においても簡単に利用が可能となり、その導入によって消費者へのクーポン付与やチケット発行処理が各段にスムーズになるというメリットだけではなく、企業・店舗においては、ユーザー同士の口コミでの集客促進やファンコミュニティ形成によるユーザーとの共創型プロモーション実現に寄与いたします。
なお、これらの技術は2021年9月に当社がリリース予定のソーシャルコマースアプリ「Social Commerce Beney」をはじめ、様々なSNS、ペイメントシステム、D2Cコマースとの連携により、一般消費者によるD2Cやリアル店舗への集客支援、イベント集客支援など様々なサービスへ応用することでその活用を促進してまいります。
■Post Graphic Monetization開発の背景
・広告・消費モデルの変革
SNSでのユーザーの商品投稿は、大きな宣伝効果をもたらし消費選択をする上で欠かせないものとなっています。しかし、一方で不透明な情報の蔓延や一部のインフルエンサーに対する発信力や報酬の偏りなどが発生し、実際のユーザーのリアルで価値のある情報の収集が難しくなっていることも事実です。
そこで、当社では消費者の誰もが情報発信ができ、価値ある情報に対して正当に報酬を与えることができる仕組みの実現のため、従来の広告モデルや消費モデルを変容させていくべきだという考えのもと、PGMを開発しました。
・新たなペイメント体験の提供
この技術によって企業や店舗、情報発信者、消費者すべてにベネフィットを与え、循環させる仕組みを実現していくと同時に、単なるクーポンやコードの決済ではなく、情報源として役に立った、またはお気に入りの投稿画像をダイレクトにスキャンすることでベネフィットを享受できるという、新たなペイメント体験を提供します。